ホラー映画初心者のすけきよです。マニアの間で人気の高い伝説のカルト作品(監督がそう言ってた)「デビルズ・ゾーン」見ました。

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あらすじ:薄気味悪い蝋人形館に立ち寄った4人の若者達に謎の異常者が襲いかかる!彼は、背筋も凍る残忍な手口で、一人また一人と殺していくのだが…。
思ったより普通です。ネットで検索すると「悪魔のいけにえ」のパクリだとかエロが足りないとか言われてますが、最初から期待しないで見たボクにはそんなに気にならなかったです。
確かにあのマスクの感じは「レザーフェイス」っぽいですが、殺し方(狂気っぷり)が全く違います。演出も全く異なると思うんですが。
この作品は初っ端から意味不明で全開です。まず車のタイヤがパンクしてしまい修理しようとしてガソリンスタンドにスペアタイヤを転がしながら向かいます。スタンドの奥に店員を探しに入っていくといきなりお化け屋敷のような演出があってポルターガイスト現象がおきます。棚が揺れだし物が飛んできて鉄パイプがザクッ!!って一人目死亡です。
始まって10分足らずで訳もわからないままもう一人目の犠牲者が…。
友人の車をほったらかしで旅行を続ける残り4人、あっ、男2人と女3人で男が1台ずつ車で来てます。最初に死んだのは1人目の男です。
残り4人はマネキン館へ近づいた途端、車が故障します。立ち往生する4人は男1人に修理を任せて女3人は池で泳ぎ出します。するとエロそうなオヤジが現われます。そしてボクの好みではない金髪女性に話かけます。このエロオヤジ金髪がお気に入りのようです。
ここで乳でも見られるかと思ったらそういうサービスはありませんでした。そりゃそうです。後から調べたら「タニア・ロバーツ」が出てるじゃありませんか!後のボンドガールですよ!ボンドガールになるような逸材がこんな作品で乳出す訳がありませんでした。これでエロが足りない原因が分かりましたね。あのパッケージみたら誰でもエロ期待しますよねぇ?
エロオヤジのマネキン館に招待された4人は友人を探そうとしますがエロオヤジに止められます。男は車の修理、エロオヤジは友人の捜索、そして女3人の内1人が隣の屋敷に電話を借りに行きます。このパターン当然殺されるパターンです。今思えばこの行動は犯人のトラップだったんでしょうね。最初から殺すつもりだと思うので屋敷で待ち構えていたものだと思います。
開始30分でもう2人目の犠牲者が。このペースでもつのかと思ったがこの作品90分しかないので普通のペースと言えば普通なんでしょうね。
この辺で殺人鬼が姿を見せますがその能力を知ってビックリします。なんとこの殺人鬼サイコキネシスの持ち主、超能力者だったのです。見ただけで物を動かせるのです。最初のポルターガイスト現象もこの犯人の仕業でした。てかこんな力があるなら姿あらわす必要ないじゃん!
この超能力者の正体は誰なのか?そんな推理をしながら見ていたらやっぱり予想通りでした。てか、怪しいのは1人しかいないですよね?勘のいい人ならもう分かってるんじゃないでしょうか。でも正体を現した時まだ時間40分くらい残ってるんですよね。オチをこんな早い段階でバラしてしまってどうするんだろ?って思っていたら変態妄想タイムが始まりました(笑)
犯人は金髪女性がお気に入りのようで死んだ妻の代わりになれと迫ります。ここで初めてこの金髪女性が主人公なんだって気が付きました(汗)ベッドに縛りつけ妻のデスマスクをかぶせキスをして「愛してると言ってくれ」なんて言い出します。そんな変態プレイに渋々付き合っていた主人公が「愛してる」と言った途端、表情が一変します。「俺が妻を殺した」なんて懺悔を始め「浮気した妻が悪い」「妻の代わりにマネキンになれ」とキレだします。
こういうシーンって犯人のいう通りにすると大体事態が悪化します。キレるんならなんで言わせるんだろうっていつも思います(笑)
犯人得意の超能力で主人公を追い詰め殺そうとする瞬間、なぜか気が変わってマネキンと踊り出します。周りに置いてあるマネキンも動き出すんですが、何体かどう見ても人間がいます。人間の様に派手に動くわけではなくただゆっくり振り向くだけなのになぜか人間を使ってます。この物凄い違和感もマネキンとのダンスでゴリ押しです。
マネキンとの社交ダンスに夢中になっている犯人の隙をうかがって斧を手に取り肩口にザクッとやって終わりです。今まで全く隙を見せなかったのにあっさりやられてしまうなんてちょっと拍子抜けでした。そんなにダンスが楽しかったんでしょうか?
そして最後なぜか絶叫した主人公に待っていたのはあのラストシーン。やられたって感じでした。でも最後に疑問が。彼のマネキンは壊されたはずでは?それに彼女(タニア・ロバーツ)はマネキンにされなかったはずですが。
気になる人は見てみてくださいな。そんなに悪い作品ではないとボクは思いますが。面白くなくても責任は取りません。(笑)