前の記事 TOP 次の記事

2006年12月30日

感染ネタバレ解説

ホラー映画邦画

この記事はホラー映画「感染」のネタバレ解説です。ネタバレを好まない方は読まないでください。

この解説は監督のコメンタリーを元にしたボクの推測です。必ずしも正しいという保障はありませんのでご了承ください。


DMMでレンタルする

ネタバレなし
感染の記事を読む

キャスト
佐藤浩市(秋葉清一)
高嶋政伸(魚住晴哉)
南果歩(塩崎君江)
佐野史郎(赤井潔)
羽田美智子(中園雪乃)
木村多江(立花七恵)
真木よう子(桐野優子 )
星野真里(安積まどか)
モロ師岡(岸田孝)
山崎樹範(平田俊一)
草村礼子(アルツハイマーの老女 )
谷津勲(骨折する患者 )
山城佑太(脳挫傷の青年)
浅見小四郎(黄色いカーディガンの患者)
前田昌明(安楽死の老人)
須賀健太(キツネ面の子供)他


この作品は佐藤浩市の幻覚による大量殺人だと思った方が大半だと思いますが実は違います。落合監督がエンディングをどうしようか非常に頭を悩ませたらしいですが、ああいうエンディングにすることで実際におきたことだということを観客にわからせる狙いがあったらしいです。ですがほとんどの人が監督の意図がわからなかったのではないでしょうか?

エンディングのアイデアとしては秋葉が警察に逮捕されて拘置室で自分の傷口からまた緑の血が出てくるとか、中園が病院から家に帰って包丁で指を切ったらまた緑の血が流れるという案もあったみたいですが、結果病院から出さないほうがいいという結論になったみたいです。

ところで皆さんが疑問に思ったことはこんな感じでしょうか?

・ブランコの意味
・キツネ面の少年
・ウイルスって結局なに?
・感染源の患者はどこに行った?
・平田研修医が縫合の練習してて、朝になったら岸田医師が死んでいたのは?
・火傷患者の母親が夜中見舞いに来てたけどあれは霊?

ボクなりの見解はこうです。

ブランコの意味
医療ミスの後病院の外のブランコが一人でに揺れだしましたがこの意味がわからなかった人がほとんどです。コメンタリーでも一瀬プロデューサーが聞いていましたが監督は答えませんでした。中園医師(羽田美智子)が脳挫傷の青年に暴言を吐いたあとブランコが揺れだし中園も感染したところを見ると、病院に感染者が出たことを示すためだと思います。

赤井曰く意識に感染するということなので意識不明患者の意識の現われか罪悪感の表れではないかと思います。

キツネ面の少年
これは少年期の落合監督だそうです。病院が怖くて嫌だったのではないでしょうか?少年には全てが見えていてそれが嫌なのでキツネの面をかぶって嫌なものを見ないようにしているのでないかと思います。

ウイルスって結局なに?
これは患者に対する罪悪感に作用する意識不明患者の意識(怨み)ではないかと思います。アルツハイマーの老婆には鏡を通して真実が見えている。この真実とはその人間の裏の姿でしょう。患者のことを考えず自分のことばかり考えているとその人間の中の罪悪感が「赤井」という人物像になって現われるんでしょう。

感染源の患者はどこに行った?
これは赤井の意識がもたらした幻覚ですので実際には存在しません。感染前に運ばれてきた患者は救急隊員は連れて帰ったと言っています。なんか含みのあるような言い方をしていましたがあれは演出でしょう。

処置室でドロドロ溶けていたあの患者は幻覚です。こっちを見て笑ったとか通気口から逃げたのも幻覚です。

平田研修医が縫合の練習してて、朝になったら岸田医師が死んでいたのは?
あの医療ミスに関与していなかった山崎樹範扮する平田研修医がモロ師岡扮する岸田医師を殺したわけですがこれはなぜって人が多かったと思います。監督も悩んだそうです。赤井に関わった人だけにするか病院全体に影響を与えるか。で結局病院全体に影響を与えることにしたようです。ですがこのことによって余計話がわかりずらくなったという皮肉な結果になってしまったわけですが(笑)

罪悪感に感染するはずなんですが平田には罪悪感が無いようにも思えます。イジメた方とイジメられた方の法則を当てはめると岸田がイジメたことによって岸田のイジメ対象だった平田に影響を与えたのではないかと思います。

火傷患者の母親が夜中見舞いに来てたけどあれは霊?
火傷患者赤井の母が夜中に見舞いに来ました。鏡に映った姿には首が無く霊が出たと思いがちですがあれも霊ではなく幻覚です。なぜ出てきたと言うと真木よう子扮する看護師桐野が赤井に家族はいないと言ったために出てきた幻覚です。あの母の姿は桐野しか見えていません。

これがボクが導き出した答えですが納得していただけたでしょうか?違う見解をお持ちの方は教えていただけると嬉しいです。

このウイルスは罪悪感に感染するんですがそれぞれがどういう経緯で感染したかというと

・佐藤浩市 赤井の医療ミスの隠蔽を黙認したために感染。なぜ最後まで残ったかというと主人公だから(笑)これでは元も子もないので理由を考えると当初自ら責任を取る覚悟だったのでそこを評価されたのかも。

・高嶋政伸 赤井の医療ミスの隠蔽の発案と過去に患者を安楽死させているため感染。安楽死させた患者は本人の意思ではなく家族の頼みで本人に内緒で安楽死させた。

・南果歩 赤井の医療ミスの隠蔽を黙認したため感染。これだけではなく看護師に重労働させているという罪悪感もあったのかもしれません。ベッドの上で言っていた「ごめんなさい」は赤井に言っていると思われます。感染後は自ら感染源となって看護師を襲って仲間を増やしている。

・羽田美智子 脳挫傷の患者に暴言を吐いたため感染。その後脳挫傷の患者は転院したが羽田美智子には影響が残っている。このことから患者自体に力があるのではなく病院がそういう意識が集まりやすい場所だということではないだろうか?

・木村多江 赤井に直接の死因となる塩化カリウムを投与したことにより感染。罪の意識を背負いながら健気にがんばっていたが婦長に捕まって発症してしまう。「わたしの血をどうぞ〜、さしあげますぅ〜」はなんかカワイイ(笑)

・真木よう子 赤井に家族はいないと発言し新人看護師まどかをイジメていたため感染。赤井に家族はいないと適当な事を言ったので赤井の母親の幻覚を見るハメになる。その後イジメていたまどかに襲われて発症してしまう。ちなみに差し入れと言って食べていたのはガーゼ。あれが一番怖いと言う人が多いらしい。

・星野真里 赤井の医療ミスを目撃したが黙っていたため感染。イジメられて看護師に自信が無くなってへこんでいたところ婦長に襲われて発症してしまう。発症したあとの変わりっぷりが見物。「さぁ、練習の時間だよ!!」は名言(笑)

・モロ師岡 赤井の医療ミスには関係してないが赤井の意識が病院全体に影響をおよぼしたためなんらかの影響を受けたものと思われる。研修医をイジメていたこととまどかを肉体的に慰めたためにバチが当たったのかもしれない(笑)

・山崎樹範 赤井の意識になんらかの影響を受けたものと思われる。ボクの感想では岸田を罰するために利用されたような感じがします。

感染者の共通点として感染後「ごめんなさい」と発言している。罪悪感があるものに感染するようだが、佐藤浩市は謝る場面が無かった。だから最後まで残り赤井の正体を知らされ罪悪感を植えつけられ発症したのかもしれない。

あといろいろ書きたいことがあったような気がしたが忘れてしまいました(笑)

また思い出したら書きたいと思います。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。


posted by すけきよ at 22:46 | ホラー映画「か」行

前の記事 TOP 次の記事




Powered by Seesaa